どんなブログを作ればよいのですか?
どんなブログを作ればよいのですか?
「どんなブログを作ればよいのですか?」
これは、ブログでアフィリエイトを始めようとする方から、とても多くいただく質問です。稼ぎたい気持ちはある。アフィリエイトのしくみも、だいたい分かっている。それなのに、いざ自分のブログを作るとなると、何をテーマにして、どんな形にすればよいのか、そこで手が止まってしまう。そういう方は少なくありません。
ですので、先に答えをお伝えします。はじめて独自ドメインを取って、WordPressでブログを作るなら、まずは「生活の記録」を残すブログを、ひとつ作ってみてください。「ライフログ」と呼ばれる形です。なぜ、これをおすすめするのか。その理由を、これからお話ししていきます。
ライフログ ― まず「生活の記録」を残す
はじめに、「ライフログ」という言葉を、かんたんに説明しておきます。
ブログという言葉は、もともと「ウェブ・ログ(web log)」を縮めたものです。この「ログ(log)」には、「記録」という意味があります。つまりブログは、もともと「インターネット上に残す記録」という成り立ちの言葉です。
その記録を、日々の生活について残していくのが「ライフログ」です。テーマを最初から絞らず、身の回りのことから書いていきます。買ったもの、試したもの、出かけた場所、調べて分かったこと。こうした一つひとつが、そのまま記事になります。特別な出来事でなくてかまいません。日々の暮らしの中に、記録の種は、いくらでも転がっています。
まず、目的を決める
なぜ、生活の記録から始めるのがよいのか。その理由は、「ブログを作る目的」から考えると、すっきりと見えてきます。
ここで、ひとつ気をつけたいことがあります。目的が「稼ぐこと」ひとつだけになると、ブログは続きにくくなります。お金だけを目印にして走ると、書く中身も自分の外から探してくることになり、だんだん苦しくなってしまうのです。目印がひとつしかないと、それがなかなか近づいてこないとき――たとえば、収益が出るまでの数か月のあいだ――支えるものが、なくなってしまいます。
そこで、目的をもうひとつ増やします。といっても、難しいことではありません。
「自分の役に立つ」から始めると、続く
たとえば、「人の役に立つブログを作りましょう」と言われると、どう感じるでしょうか。始めたばかりの方ほど、「そんな立派なもの、自分に書けるだろうか」と身構えてしまうかもしれません。ハードルが高く感じられます。
ところが、「自分の役に立つブログを作りましょう」と言われると、印象が変わります。「それなら、できそうだ」と思えてこないでしょうか。目的をいったん自分に向けると、ぐっと手が届くようになります。
自分のために書くことには、その場で返ってくる手応えがあります。書きながら楽しい。調べて書くうちに、自分がその話題に詳しくなる。あとから見返せる記録が、手元に残る。書く力や、調べる力もついてきます。返ってくる先が「自分」なので、たとえ、まだだれにも読まれていなくても、書いた分は無駄になりません。ここが大事なところです。「人のため」や「お金のため」だけを目印にすると、反応が返ってくるまでの数か月から一年ほどのあいだ、手元に何も残らず、心が折れてしまいます。自分のために書いていれば、そのあいだもずっと、自分に何かが積み上がっていきます。だから、続きます。
そして、これは気持ちを軽くするための言いかえではありません。自分のために書いたものが、そのまま「少し前の自分と同じところで悩んでいる人」の役に立つ、ということが、実際に起こります。自分が知りたかったこと、自分がつまずいたことを、そのまま書き残しておく。すると、あとから同じ道を通る人が、その記録に助けられます。
つまり、「自分のため」から始めると、遠回りのようでいて、いちばん自然に「人のため」につながっていきます。順番が逆になり、「人のため」から始めようとすると、力が入りすぎて続かなくなります。まず自分のために作るからこそ、無理をせずに続けられます。そして続けているうちに、結果として、人の役にも立っていきます。
「役に立つ」には、いろんな形がある
もう少し、「役に立つ」という言葉を、ていねいに見ておきます。この言葉には、いくつもの形があるからです。
たとえば、SNSに投稿して「いいね」がつくと、うれしいものです。あの反応も、「自分の役に立って」います。認められたい、見てもらいたいという気持ちが、満たされるからです。ほかにも、書いていて楽しい。調べて詳しくなる。記録が残る。書く力がつく。こうしたものは、すべて「自分の役に立つ」の、それぞれちがう形です。
ここで、もう一段、細かく考えてみます。「役に立つ」を、「だれに」だけで終わらせず、「どのように」まで考えてみるのです。自分に、どのように役立てるのか。認められたいのか、楽しみたいのか、学びたいのか、記録を残したいのか。他人に、どのように役立てるのか。悩みを解決するのか、楽しませるのか、情報を渡すのか、背中を押すのか。この「どのように」まで決めておくと、何をどう書けばよいかが、はっきりしてきます。
たとえば「入学式でした」という一枚の写真も、「入学の準備で迷っている人に」「何が要って、何が要らなかったかを伝える」と決めれば、それだけで、りっぱに人の役に立つ記録になります。
立派な専門家でなくていい
さて、「人の役に立つ記録」とお伝えすると、多くの方が、「自分の生活の記録なんて、人の役に立つのだろうか」「私なんて、たいしたことを知らないのに」と思ってしまいます。
自分の経験を人前に差し出すことに、ためらいを感じる。これは、多くの人に共通する、自然な気持ちです。ですが、思い出してみてください。あなたが何かを調べるとき、いつも、その道の第一人者の文章を読んでいるでしょうか。多くの場合、「少し前に同じことをやってみた人」の記録のほうが、かえって参考になるはずです。
たとえば、小学生のお子さんがいるお母さんが、同じくらいの年ごろの子を持つママ友に、いろいろと聞く。これは、よくある光景です。聞かれた相手は、専門家でも研究者でもありません。ただ、「少しだけ先に、同じことを経験している人」です。その等身大の経験に、いちばん助けられるのです。
ですから、立派な専門家になろうとしなくてかまいません。「ちょっと先に始めた人」「ちょっと先を歩いている人」くらいの気持ちで、等身大のまま書く。それで、じゅうぶんに役に立ちます。
みんな、どこかで生活を記録してきた
そもそも、生活の記録そのものは、多くの人が、ずっと続けてきたことです。ただ、それを「どこに置くか」が、時代とともに移り変わってきました。
ひと昔前は、ブログが中心でした。みんな、日々のことをブログに書いていました。そのあと、短い言葉で近況をつぶやくSNSが広まり、写真を中心にしたSNSが続き、と、生活の記録を置く場所は、次々と移っていきました。いまでも、お子さんの成長を写真で投稿するお母さんや、その日の出来事をつづる方は、たくさんいます。「うちの子が小学生になりました」という一枚の写真も、りっぱな生活の記録です。だれもが、なにかしらの形で、生活を記録しているのです。
ところが、こうした記録は、いつの間にか更新が止まってしまうことが、よくあります。理由は、だいたい決まっています。「こんなことを続けていて、何の役に立つのだろう」。そう思ったところで、手が止まってしまうのです。
ここに、続くか止まるかの分かれ目があります。SNSでの記録は、「いいね」がつくかどうか、つまり「認められること」ひとつに支えられがちです。ところが、その支えは、反応が減るとしぼんでいきます。支えがひとつだけだと、それが弱ったときに、倒れてしまう。目的がひとつだけだと続きにくい、という話と、同じ形です。逆に、楽しい・学びになる・記録が残る・少し先の人の役に立つ、といった支えを、いくつも持っていれば、ひとつが弱っても、倒れません。
未来の自分に役立てる ― ネタが尽きない
では、記録が「何の役に立つのだろう」で止まらないように、どうすればよいか。ここで、記録の向きを、「未来の自分」に合わせてみます。
「知識がなかったころの自分に教えるつもりで書きましょう」と言われることがあります。これも良い考え方なのですが、少しピンとこない、という方もいます。過ぎたことを、いまさら自分に教えても仕方がない、という気持ちになるからです。
そこで、向きを変えて、「未来の自分に役立てる」と考えてみてください。こちらのほうが、ずっとイメージしやすく、記録も取りやすくなります。
たとえば、防災グッズをそろえたときの記録。ふだん使うものではありませんが、いざというときに、また調べ直すことになります。そのとき、自分の過去の記録があれば、どれだけ助かるでしょうか。「自分がふだん使っているものしか紹介してはいけないのでは」と考える必要もありません。防災グッズを毎日使っている人は、まずいません。一度そろえて、試してみた。その程度の経験でも、記録としては、じゅうぶんに値打ちがあります。
買ったものの記録も、同じです。人は、昨日の晩ごはんすら忘れてしまうものです。たとえば、洗濯機を買ったとします。数年たって、また買い替える時期がくる。そのとき、前回どこで迷って、何を選んで、どこで失敗したかは、たいてい忘れています。記録がなければ、また一から調べ直して、また同じ失敗をしてしまう。もし記録が残っていれば、未来の自分が、そっくり助かります。
防災グッズにしても、買ったものにしても、書きとめるときのコツは、ひとつです。その日の気分ではなく、「何を選んで、どうだったか」「どこで迷って、どこがよかったか」という中身を残しておく。この一手間が、あとになって効いてきます。
ここに、書くことが尽きないコツがあります。「将来、また買い替えるもの」を、記録しておくのです。スマートフォンの機種変更、家電、車、保険。こうしたものは、多くの人が、忘れたころに、また調べます。自分にとっても、他人にとっても、その「調べたい場面」が、くり返しやってきます。しかも、そういう記録は、まさにいま同じことで困って検索している人の役に立ち、検索からも見つけてもらいやすくなります。こうした買い替えのある品は、価格も高めなので、アフィリエイトの成果にもつながりやすいところです。
「未来の自分のために」と考えると、書くことは、次から次へと見つかります。ネタがない、という悩みが、根っこから消えていきます。
だから、ブログを「母艦」にする
では、こうして書きためていく記録を、どこに置けばよいのでしょうか。
生活の記録は、SNSでも残せます。写真のSNSでも、短い言葉のSNSでも、それぞれに良さがあります。ですから、どれを使ってもかまいませんし、いくつも同時にやってもかまいません。
ただ、自分のメディアの中心――言うなれば「母艦」を、どこに置くか。ここは、ブログをおすすめします。ブログは、長い文章が書けて、カテゴリーで整理でき、あとから検索でたどってもらえます。SNSの投稿が時間とともに流れて消えていくのに対して、ブログの記事は、その場に積み上がって残ります。「困って調べている人」が検索でたどり着ける場所に、記録がずっと置かれ続ける。これは、ブログならではの強みです。
そして、その母艦には、独自ドメインをおすすめします。ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。このとき、あるひとつのテーマだけを表すような名前ではなく、自分のイニシャルやニックネームから取った名前にしておくのが、おすすめです。理由は二つあります。ひとつは、愛着がわくこと。自分の名前のような場所だからこそ、育てたくなります。この愛着が、続ける力になります。もうひとつは、あとで方向を変えても、行きづまらないこと。これは、次の話につながります。
では、どんな形にしていくか
「まずはライフログを」とお伝えしてきましたが、ライフログは、あくまで最初の一歩です。生活の記録を続けていくうちに、そこから「これは書いていて楽しい」「これなら人より詳しく書けそうだ」というテーマが、自然と見えてきます。そうしたら、そこへ少しずつ寄せていけばよいのです。
さきほど、ドメインは自分の名前から取るのがおすすめ、とお伝えしました。ここが効いてきます。もし、あるテーマだけを表す名前でドメインを取ってしまうと、あとで別のテーマに移りたくなったとき、名前と中身が、ちぐはぐになってしまいます。自分の名前のドメインなら、どんなテーマに寄せても、そのまま使えます。だから、まずは気軽に始めて、あとから自由に育てていけるのです。
その先には、いくつもの形があります。大きな分かれ道のひとつが、「テーマの幅」です。ひとつのテーマに絞って深く書いていく「特化ブログ」と、テーマを絞らずいろいろ書く「雑記ブログ」。この二つが、代表的な形です。それぞれに向き・不向きがあります。くわしくは、別の記事「雑記ブログと特化ブログ」で説明しています。